年度 概要
令和
6年度
令和6年度 SCOPE・海洋建築セミナー
テーマ:「スマートグロース・ポートデザイン2」

〇主催:海洋建築工学科
〇協力:一般財団法人港湾空港総合技術センター(SCOPE)

〇はじめに
スマートグロース(賢明なる成長)とは,米国発の都市の成長による弊害を危惧して広がった運動のことで,人口・雇用の増加といった成長を強く抑制することなしに,自然環境の保全,都市の再生,住環境の改善などの複数の異なる課題に包括的に対処することにより,持続的で多様なニーズに応え,賢明な成長を実現することです。
昨年度は港湾・海岸の分野において,海岸防潮堤を整備するにあたって防護機能を維持しつつ,海への眺望を確保した事例や,ウォーターフロントにおける人と自然との共生に加え,魅力ある空間づくりを実現した事例などを紹介しました。今年度のセミナーでは,みなと町づくりに関する未来型のプロジェクトの楽しさや,具体的なイメージを提供するために,戦略的な調査を行ってきた技術者が自らの知見を中心に学生にもわかり易く紹介する。

〇受講対象
日本大学理工学部,理工学研究科,短期大学部(船橋)の学生・大学院生・教職員・研究員等の籍をもつ者,および日本大学理工学部理工学研究科等に入学予定の高校生を聴講対象とします。

〇スケジュール
1.11月18日(月):「総論」 :大野正人氏 SCOPE専務理事
(戦後の代表的な港湾プロジェクトにみるスマートグロースデザイン)
2.11月25日(月):「グレーター大阪湾構想について」:丁子 信氏 中央復建コンサルタンツ㈱
(防災対策と既存埋め立て地の再開発の両立)
3.12月9日(月):「グレーター沖縄構想について」:佐藤 環氏 八千代エンジニヤリング㈱
(クルーズ船ハブ港湾を核とした大きなみなとまちづくり)
4.12月16日(月):「厳島港における取組み」 :西本 高志氏 廿日市市建設部建設総務課事業調整監
(地域が取り組む計画から整備まで)
5.12月23日(月):「戦略的なクルーズ振興策」 :林 雄介氏 港湾局クルーズ振興室室長
(コロナ後のハード有効活用など対応戦略)
※ セミナーは60分で実施:第1回は17時開始,第2回以降は17時30分開始
令和
5年度
令和5年度 SCOPE・海洋建築セミナー

〇主催:海洋建築工学科
〇協力::一般財団法人港湾空港総合技術センター(SCOPE)

〇はじめに
スマートグロース(賢明なる成長)とは,米国発の都市の成長による弊害を危惧して広がった運動のことで,人口・雇用の増といった成長を強く抑制することなしに自然環境の保全,都市の再生,住環境の改善などの複数の異なる課題に包括的に対処することにより賢明なる成長を実現することである。
港湾・海岸の分野においては,ウォーターフロントに整備される集客施設や親水緑地に自然環境や生態に配慮したエコロジカルデザインの考え方が導入されていることや,防潮堤などの海岸保全施設では防災機能を維持しつつ,海への眺望を確保するなど景観性やアメニティの向上を意識したインフラ整備が進められている。
このように持続的で多様なニーズに応えたハード・ソフトの取り組み事例の紹介など,港湾・海岸分野の技術者による試みについて,国土交通省・地方自治体・民間企業など各分野の専門家によるイブニングセミナーを行うものである。

〇受講対象
日本大学理工学部,理工学研究科,短期大学部(船橋)の学生・大学院生・教職員・研究員等の籍をもつ者・関係者,および日本大学理工学部に令和6年度の入学・編入学が決まっている高校生や学生。また,SCOPEが推薦する一般の方。

〇スケジュール
第1回 10月30日(月)
「総論~スマート・グロースポートデザイン~」 大野正人 氏 SCOPE専務理事、海洋建築工学科 客員教授
第2回 11月13日(月)
「横浜港新本牧ふ頭の整備とブルーカーボン」 蝦名隆元 氏 横浜市港湾局政策調整部長
第3回 11月20日(月)
「博多港アイランドシティ」 杉村佳寿 氏 国土技術政策総合研究所 港湾新技術研究官
第4回 12月4日(月)
「海岸防災と景観アメニティ」 八尋明彦 氏 日本工営株式会社 シニアエンジニア
第5回 12月11日(月)
「みなとまちづくり防災減災デザイン」 新井洋一 氏 日本大学理工学部海洋建築工学科 客員上席研究員
※毎回17:00~18:00(質疑を含む)