みちびき海象ブイ

新素材、登録技術の特徴・利点 みちびき(準天頂衛星システム)とは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことです。衛星測位システムは、米国のGPSがよく知られていますが、アジアの各地点で常時見ることができる「みちびき」はGPSと一体で利用できることもあり、安定した高精度測位を行うことが可能です。
「みちびき海象ブイ」はこのような技術的発展を背景に、日本の周辺海域における海洋観測のプラットフォームを構築すべく開発された小型の海象観測ブイです。
水面に浮かべるだけで、波高、水位、流速、水温などの海象データをリアルタイムで送ることができ、設置、メンテナンス等が容易で海洋版アメダス的な運用が期待されます。
第一の特徴は、安価で可搬性に富む超小型の本体(14kg)で場所を選ばず設置できることですが、簡易的でありながら10m超の波高でも観測する耐久性をも兼ね備えています。
第二の特徴は、みちびきを利用した測位手法であるサブメータ級測位補強サービス(SLAS)とセンチメータ級測位補強サービス(CLAS)に等によって、波高や水位の観測精度が全国港湾海洋波浪情報網であるNOWPHAS観測に匹敵することです。
第三の特徴は、携帯回線や衛星通信を利用して、観測結果をリアルタイム(概ね10数秒のタイムラグ)で手元のスマホやPCに配信できることです。
このような特徴を活かして、複数のみちびき海象ブイを台風直下に投入する気象観測、港湾におけるフェリー等の運行管理、離島における工事現場の海象管理、水産業における漁場の環境管理等、幅広い利用が可能となっています。

【海域のみちびきブイ本体】

【スマートフォンでリアルタイムのデータ確認】

開発経緯、特許、
実用新案等取得状況
2019年 内閣府実証実験事業の共同研究により浮体式計測システムを開発
2022年 通信事業系機関と台風波浪の気象観測実験
2023年 フェリー運航管理に定点設置波高計として導入
2024年 定置網事業体に流況モニタリングシステムとして導入
2025年 海洋工事における海象監視システムとして導入
     マリンレジャーの運行管理として試験導入
適用事例 ・2025年2月 内閣府実証事業に採択「MADOCA-PPP対応みちびき海象ブイを活用した海外向け漁業支援システム」
・2025年10月 土砂災害で発生した自然ダム水位の監視実験に試験採用
事業所名 Sea&C株式会社
所在地 〒134-0088
東京都江戸川区西葛西6-16-7
TEL:03 (6661) 3072
FAX:03 (6661) 3073
代表者名 代表取締役 神田 康嗣

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